★ 各種疾患に応じて、
  内服・外用療法を行っています。

特に、抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤、ステロイド外用剤(副腎皮質ホルモン外用剤)、抗真菌剤は、数多く揃えており、疾患・重症度に応じて使い分けています。

★ 今、世間で話題になっている
  アトピー性皮膚炎に対しての治療

基本的にはステロイド外用剤を適宜使い、燃え盛る皮膚炎を抑え込み、かいてはひどくなるという悪循環をいったん絶つようにしています。

症状の軽快に伴い、ステロイド剤を弱くし、最終的には保湿剤でコントロールすることを目標とします。

各種、抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤も積極的に使用し、時に漢方薬なども飲んでいただいています。超酸化水(p2.7以下の酸性水、後述)で肌の調子のよくなる方もおられます。

★ 超酸化水

普通の水を電気分解して作った水で、酸性度はpH2.7以下です。
殺菌効果、アストリンゼント効果があると言われています。

当科では、化粧かぶれ、にきび、アトピー性皮膚炎などに使用したりしています。副作用はほとんどありませんが時に刺激感があります。
日光に暴露すると効力が失せますので、遮光ビンに入れて保存します。

★ ナローバンドUVB療法

皮疹に狭い領域のUVBを照射する療法です。

尋常性乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎などの疾患で行います。

★ 凍結療法

イボや良性腫瘍、老人性色素斑(いわゆるシミ)の治療で行います。

液体窒素という冷たい液(ドライアイスのようなもの、実際ドライアイスで行う所もある)をそれらにつけて、表面を凍結させ、組織を壊死に陥らせて、脱落させるという治療です。

結構痛く、大人でもうなるほどですが、治療後、数日間はすこし赤くなり、その後、カサブタができ、2~3週間で、カサブタと共にイボなどがとれます。

足の裏のイボはなかなか難治で、この治療を数回繰り返しても良くならない場合は、20%グルタルアルデヒド塗布、抗腫瘍剤の塗布や局所注射、炭酸ガスレーザーによる焼灼などを行います。

★ Qスイッチルビーレーザー

当科の新兵器で、老人性色素斑(いわゆるシミ)、扁平母斑(茶あざ)、平坦な黒いホクロの治療に使います。

スイッチルビーレーザーは、黒いメラニン色素に良く吸収され、正常組織にはあまり吸収されないので、正常組織の損傷を最小に抑えながら、色素細胞を破壊することができます。

レーザーのショットはほんの一瞬、輪ゴムではじかれた程度の痛さで(充分我慢できる)、すぐに軽いカサブタができ(写真b)、約2週間で、それが取れ(写真c)、きずあとなく、黒い色もとれます。(とりきれない時は追加照射を行います。)

カサブタがとれたあと、サンブロックが大切で、またその部に日焼けをするとシミなどが再発する恐れがあります。

扁平母斑(茶あざ)と太田母斑以外は保険適用がなく、自費診療となります。ただし、ホクロに関しては、大きさ、色調、形態により、レーザー照射するよりは、切除手術の方が良い場合もありますので、まず診察を受けてください。(当科では現在切除術は行っておりません。)

(a) 照射前のシミ (b) 照射後翌日 (c) 照射後10日目
★ ビタミンC誘導体ローション

ビタミンCはニキビの一因である活性酸素を抑制します。このたび、経皮吸収されるビタミンC誘導体(リン酸アスコルビン酸Na、リン酸アスコルビン酸Mg)が開発され、ニキビ治療に使われ始めました。

またこれはメラニン色素の生成を抑制する効果もありますので、にきび跡の色素沈着、しみにも有効です。当科でも2001年5月より使用し始め、よい結果を得ています。

10%ベーシックタイプ 50cc 1400円(税抜)、10%リッチタイプ 30cc 1800円(税抜)、販売のみ、通販は行っておりません。まず診察をお受けください。

★ Q10ジェル(新型脂溶性ビタミンC誘導体入りジェル)

新型脂溶性ビタミンC(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、5%濃度、皮膚への吸収大)、コエンザイムQ10、ビタミンA・Eなどお肌に良い各種成分を配合したさっぱりした保湿ジェルです。ニキビ、しみ、しわの改善に用いています。

自費 50g 3600円。販売のみ、通販は行っておりません。まず診察をお受けください。

★ HQクリーム
しみを薄くするハイドロキノン7%配合(5g 1000円<税抜>)、ハイドロキノン5%配合(5g 900円<税抜>)。
しみのところにピンポイントで塗ります。要自費診察。
★ ケミカルピーリング
現在、ちまたで話題となっているケミカルピーリングですが、当科でもアルファハイドロキシ酸(AHA)の中の、乳酸とグリコール酸を使用した、マイルドなピーリングを主に行っています。ピーリングというと、皮をはぐというようなイメージがありますが、様々なレベルでのピーリングがあり、当科で行っているのは、皮膚の表皮の最外層の古い角質を取り除くというもので、肌のくすみ、うすいシミ、細かいシワ、ニキビが改善されます。施行中、ピリピリとした刺激感はありますが、我慢できる程度のもので、施行後の肌のトラブルもほとんどなく、直後より化粧も可能です。1回、40分程度で6回を1クールとして行っています。
(予約制の方のピーリングは、グリコール酸、乳酸によるダブルピーリングで、中和剤なども使用しますので、1回、40~50分かかります。) 自費で、1回5,500円(11回目以降 4,000円、18歳以下 1回4,000円)、予約制です。
★ 人工爪装着

陥入爪を繰り返す人に対し、爪を足のゆびより長くしておき、食い込むのを防ぐという考え方(市立堺病院皮膚科部長 東禹彦先生考案)によるもので、深爪して短くなった爪にアクリル樹脂の爪を練って付け足します。

爪の側方に局所麻酔をし(これは必要でない時もある)硬いフィルムを爪の下に差し込み、それを土台にして、アクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜてできた樹脂を爪先に塗り付け、乾かすと、けっこう丈夫な爪ができます。(爪エステでも同じようにして、長い爪を作っています。)

★ 超弾性ワイヤーによる陥入爪・彎曲爪の治療
ニッケル、チタン合金でできた超弾性ワイヤーを爪先に装着し、その元に戻ろうとする力で、くいこんだ爪、まがった爪を矯正する方法です。まず爪を伸ばす必要がありますが(爪先が最低2mmは浮いた状態が必要)、麻酔の必要もなく、針で爪先に2ケ所、孔をあけ、そこに超弾性ワイヤーを通すだけという簡単な治療です。保険外治療ですのでワイヤー代実費(1本2~3回分:4,500円)プラス手技料1趾につき3,500円をいただいています。治療御希望の方はまず一度受診してください。(処置は一応予約制です。)この治療法の詳細は
多摩メディカル(有)のホームページ(http://tama-medical.com)をご覧ください。
★ ピアス装着について

1:当院では医療用ピアスのみ装着処置を行っています。
・孔あけ代・・・・・・・両耳 3,000円
・孔あけ代・・・・・・・片耳 1,500円
以上に医療用ピアス代金が加算されます。
*学生の方は親御さんの承諾書が必要です。

2:医療用ピアスには、24金メッキ製、ステンレス製、チタン製があります。金属にかぶれたことのある人は、チタン製をお薦めします。又、耳たぶが6㎜以上ある人は、軸の長いロングピアスとなります。 3:ピアスは約2ヶ月間、ずっとつけたままはずさないでください。孔が完成するまでにピアスを頻回につけたり、はずしたりするとトラブルを起こしやすくします。 この間、洗髪時や服の着替え時にピアスがひっかからないように気をつけてください。また、ピアス周囲に痛みや腫れが生じた場合はすぐに診察においでください。 (ピアスをシリコン製にかえたり、化膿止めをお出ししたりします。)

4:ピアスを装着した当日は洗髪しないでください。

5:2ヶ月後につけるセカンドピアスは、できるだけ上等の物(18金以上 軸が太くて長い・キャッチが大きい)を選び、装着に慣れるようにしてください。(孔の方向に気をつける等) 1年位は軸のまっすぐなピアスをお薦めします。(引っ掛けるタイプの物は装着が難しいです。)

★ 男性型脱毛症

当科では男性型脱毛症の治療薬「プロペシア」「ザガーロ」を処方しております。
診察、薬代ともすべて自費です。
初診:2,000円
再診:500円
薬代:プロペシア 28日分 7,500円/ザガーロ 30日分 8,
500円

〒906-0304 宮古島市下地字上地430-4
TEL 0980-76-3838