頭


★ 脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)

いわゆる「フケ症」のこと。
フケ症の他に、かゆみを伴う湿疹がある場合は、シャンプー・リンス・パーマ・毛染め・整髪料によるかぶれ(接触皮膚炎)が考えられます。

また、フケ症に似た症状で、『尋常性乾癬』という慢性難治性の皮膚疾患の始まりのこともありますので、専門医の診察を受けてください。

  

★ 円形脱毛症

原因がはっきりしませんが自己免疫疾患との関連や、ストレスの関与が考えられています。

当科では一般的な内服・外用療法の他、難治性の方には、PPCPによる免疫療法もおこなっています。

   

★ 頭しらみ

時おり幼児の間で流行します。
髪の毛に白い付着物(虫卵)が認められ、まれに虫がささっと走っているのを見ることができます。頭しらみ用のシャンプーをお薦めしています。

  

RETURN  LIST



顔

★ 尋常性座瘡 (じんじょうせいざそう)

にきびのこと。
にきびは青春のシンボルと言われていますがひどい状態で放置しておくと治ってもニキビ跡の残ることがあるので、軽いうちに治療された方が良いと思います。

成人女性のにきびは化粧品が合っていない、ホルモンの影響、ストレス、睡眠不足、偏食などいろいろな要素がからみあってできるので、治りにくいこともあります。

適切な洗顔、抗生物質・漢方薬・ホルモン調整剤の内服、抗生物質、ビタミンC誘導体ローションなどの外用他、ピーリング(他項参照)も効果があります。

 

★毛包虫性痙瘡(もうほうちゅうせいざそう)

毛包虫(俗称:ニキビダニ)の増殖によって生じるニキビのこと。

毛包虫は正常な皮膚の毛穴や脂腺内に棲息する常在の虫ですが、主に副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)の内服や外用によって、異常に増殖し、鼻の周囲や頬、顎に尋常性痙瘡と似た皮疹を形成します。直接鏡検法(他項参照)で複数の毛包虫がいることを確認してから、殺虫効果のあるお薬を外用していただきます。

 

★ 老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
:老人性のシミ

加齢により出現する老人性のシミ。

中年以降の方の顔・手背・腕などに出る大小の褐色の色素斑。ルビーレーザー(他項参照)がおすすめ。

 

★ 老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)または
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

中年以降にできる(加齢による変化)良性の腫瘍で、淡褐色〜灰色の表面がザラザラした感じのもので、しばしば前述の老人性色素斑と混在します。

顔・体のどこにでもできますが(掌と足底にはできません)、特に顔によくできます。

放置しておいてもよいのですが、見場が悪いとおっしゃる場合は、液体窒素による凍結療法(他項参照)で、腫瘍を脱落させたり炭酸ガスレーザー(他項参照)で、治療したりできます。

 

★ 肝斑(かんぱん)

これも一般ではシミと言われています。
30歳以上の女性の顔に出る、境界のはっきりしない、いろいろな形・大きさの褐色色素斑。

ホルモンの影響があるとされ、日光暴露で、色が更に濃くなります。

ハイドロキノン、ハラネーキ酸に内服がお勧めです。レチノールの外用や、ビタミン剤の内服で。

ピーリングもある程度の効果を上げることができます。

 


RETURN  LIST

疾患
口唇・口囲
舌・口腔内
わき
すね
その他
検査

皮膚科ならではの検査




〒906-0304 宮古島市下地字上地430-4
TEL 0980-76-3838